ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


美しい夢を見ると

自らの美しさを過信する

世界にはない風景

他人にはない心象

 

夢とは後付けの物語

遡り統合する色素

矛盾の中に美観をみとめ

我が天啓は肥大する

 

ならば夢で出逢った

少女は必然の化物として

陰りなき恋慕を持つ

傷のない日々を観せる

 

その切実な夢の後には

飲んだ冷水に神が宿る

ただ美しさだけを信仰し

輪郭さえも忘れるように

 

 

「ミューズ」