2014-03-13 ■ 貴方の余裕のない顔が 私を掴んで離さない 割れた皿に手を触れて 切れて痛む傷のように ボーダー柄の貴方の心が 騙されたフリして笑ってる その時涙と血液の絵具で 私の画布は塗り潰される 貴方は必ず嘘を吐いては 私の退屈を紛らわせてくれる そのお礼に軽くて苦い キスを貴方に与えましょう 貴方が叫びたくなるような 感情に任せて蹴飛ばす愛に 私も一緒に重ねて欲しいの この街から出る最後の口実 「ボーダーの貴方」