ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


あの娘の祈りは闇の中

悪魔気取りの生贄ごっこ

漂流したのは彼女の右腕

僕は抱き寄せ耳を澄ませる

 

全ては自殺に追い込むような

現実たちに悪ぶっているのね

その右腕が宙を掴んで

引き潮に還りたいと泣いている

 

僕の祈りを聴いてほしい

天才と言う言葉に騙されて

もうこの街からお別れするの

あの娘と答えを探せないまま

 

だからこの街で夢を見ていた

若造の僕にキスしておくれよ

今の僕はこの右腕だけで

こんなに尊くなれるのだから

 

 

「若い祈り」