ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


月夜に裸で踊っている

貴方の乳房を切り取って

噴き出す水銀を体に浴びて

僕は貴方に近くなる

 

肩甲骨を発掘するべく

貴方の背中に縋ってる

傷跡だけが残ったら

僕は貴方を求めだす

 

貴方は女という個性を

何より強く嫌っていたね

部屋に足首を持ち帰り

僕は貴方に目を凝らす

 

それから僕とはお別れの

宇宙より遠い東北へ

殆ど残らぬ貴方が手を振り

僕に貴方が残された

 

 

「感傷的ゾンビ」