ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


貴方が立ち止まる為に
その羽根を肩甲骨に仕舞う為に
僕は幾つも思い出を燃やし
貴方の悲しい嘘に触れる事を望んだ
何故なら燃え上がる僕の追想は冷たくて
懐かしいものを奪われたと感ずる涙が
ただ、貴方のとても沢山の嘘たちを
優しく暴く力をこの指先に宿していくから


僕の思い出が全て燃え終った後
貴方は何処か違う世界の住人みたいで
思わず手を伸ばしそうになった時
携帯電話が非通知で鳴り響く
息を止め五回目のコールで出ると
ガランドウになった頭に声が響いた
「愛こそが全てと信じないで
貴方の愛は理にかなってないもの」


それから貴方はまた歩き出し
羽根を羽ばたかせ空の胸で眠る
僕はこの刹那の愛さえ忘れてしまうのか
それだけが、それだけがただ心配だった
結局僕の炎では貴方を暴き切ることはなかったと
一言言いたかった 構わず叫びたかった
僕の信じてきた純潔な愛と言うものは
昨日の夜に貴方の子宮で燃え尽きたとも知らずに



「刹那の炎、永遠の鳥」