ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


誰の何が悪かったのか
誰の何を間違えたのか
そんな事に惑わされ
復讐誓った幼い僕が
今ではとても愛しくて
抱きしめたくて
受け入れたくて
背を押したくて
手を取りたくて
言葉に吐くのはアンモラル
だけどそれは叶わずに
海馬の炎に焼べている


それから九月はやってきて
偉大な寒さは意味付けされる
茹るような暑さの言い訳も
その思い出も置き去りのままで


ひと夏はきっと百も数えず
赤く発熱した肌を露わにするのだ
斜めを気取って固まる僕は
自殺願望の少女におやすみを約束する
残暑の風が月を静かに揺する時
僕は雑草の如く刈り取られるだろうから


愛に死んだと揶揄されるなら
数えた日々の敗北であり
幼い僕の幸運であり
壊れた貴方の失敗である
ああ、聾な心が今に
完璧に近い過ちを意図している
死とは生の大義ではなく
ただそのままの風景と
僕は確かに知っていたのに




「死神の夏」