2013-08-17 ■ これが愛だと涙して 腐った猫の死体を食べる それに群がる仔猫たちには 喪失による自由を色づけて 八月に来たクリスマスは 少女を駆逐し病めさせる 心にも無い言葉をかける 生物的優等生に憧れて 携帯の電池を空にして 僕はようやく星を見上げる 傷つく勇気も無い癖に 夜鷹になりたいと呟くの 復讐される覚悟があっても 自らを愛する気概は忘れて 背中をナイフで一度突かれて 明日の不幸に二度目を求める 「優しい音楽が聴こえたから」