ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


虚言癖が鳴り止まず
僕の口先を丹念に濡らす
意味なき嘘の報復は
鮮やかな日常の剥奪にある


頓服の錠剤程に気まぐれを
微睡む意識に処方する
甘き落命に出会う時には
僕はまことの嘘吐きを望む


少女に甘い虚妄を与え
その胸郭を食い破る
それを人は愛と名付けて
大人と偽証す痛みを猛る


世界の全ては嘘で構築され
たった一度も本物はなかった
やはり僕らに流れる物も
灼けつく程に嘘の色なのだ




「虚実の証明」