ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕の狡さは
被害者の為にある
僕の悪さは
犠牲者の為にある


他人の不幸を知らないままに
僕を謳った讃美歌を
幼き子供に叩き込んだ後に
赦しを請うのが最近の日課


僕の醜さは
共犯者の為にある
僕の愚かさは
視聴者の為にある


僕の人生を教えぬままに
誰かが模した寸劇を
傷つきながら演じきった後
見返りの愛をスープに泳がすの




「聖なる悪意」