おい、そこのお前の事だよ
罪の意識さえ快楽に結び付けて
人を騙す事の喜びで生きる程
お前の人生はそんなにつまらないのか
甘い言葉を散々に語り尽くし
恋人の体裁を半ば無理やり結び
それを男の勲章としか考えずにいる
お前の感性はそんなに無責任なのか
暴力と暴言と暴論によって
弱い人間を駆逐し環境を整え
気持ちいい他人の悪口で蠢いてる
お前の誠意はそこまで落ちぶれたのか
おい、そこのお前の事だよ
この忠告を聞きもしないお前の事だよ
僕の事など知らないお前の事だよ
この詩を最後まで読まないお前の事だよ
「お前だよ」