2013-04-16 ■ 真剣に物想う礫死体の 恋に落ちたその音が 連なって音楽になって 僕の自殺を食い止める 切ない言葉は宙を浮く それを吸引する宇宙 だからあんなに真っ黒で 独りぼっちを思案する 忘れたい記憶の中で あの娘の笑顔だけが残される その写真みたいな些細さが 僕をこんなに泣かせるの びしょ濡れになったこの心 傘をさすのは誰かしら タオルで拭くのは誰かしら 抱きしめるのは誰かしら 「孤独の魂が泣いた」