ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


月の砂を口に含んで
湿った貴方の唇に
満ちて欠けるその優しさを
捧げたいなと素直に思う


天体の愛は宇宙の孤独を
休めるための喫煙ルーム
星雲たちを口から吐き出し
流星群にまた火をつける


手を伸ばすのが悪い癖
欲しがりたいのは誰のせい
地球に留まる理由はないわ
今夜も星が冷やかしてくる


月の海にて裸で泳ぐ
少年少女の感性をもってして
宇宙が静かに死んだとしても
僕らは月で初恋を待つ




「月と唇とその初恋」