2013-02-16 ■ 時間が僕を殺すのは 当たり前な事実としておき それでも心の速度を加速させ 今日も寂しい夜が来る 僕は罪なき林檎を齧る 本当はそこまで好きじゃない 痛く尖った甘さを持った 林檎はないかと手を伸ばす 結局ディスプレイの灯りでしか 僕の存在の実態を知りえない だから人は僕を悪に仕立て上げる それによる僕自身による復讐よ! 魚が空を泳いで跳ねる 鳥が宇宙に恋をする 僕の百年の孤独とは きっとそのようなものなのだ 「孤独を描く」