ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


恋の風景に

懐かしげに手を振るからね

失う事など無かったよ

景色は何処までも在るからね

 

人生は大掛かりな走馬灯

僕は知っていたよ

死に至るまで

僕は貴方の思い出の中

 

貴方に恋をしたのは

直観でも運命でもなく

そうした景色の追想が

僕の道の上に落ちていたから

 

泣くのは止そう

手を伸ばすのも止めておこう

僕で無かった僕の歩みに

ケチをつけても仕方がない

 

 

「風景の傍で」