2012-10-20 ■ 寂しいガールは自虐的 化粧は何処か病的で 胸の痛みは慢性的 お薬欲しいと駆け込めば 確信犯に慰められる この世の中の数ある正義は 全てあの娘に似合わない 傷ついた腕隠しもせずに ただただ祈るガールの夜中 「日々の苦痛が存在証明 その悲しげな意味などは 心の水面(みなも)に波紋を浮かべ 何処何処までも広がるの」 愛しいガールを眺める僕は その哲学に恋をする それから幾重も貴方を忘れず 煙草の煙が地を這う前に 何処か美しき予感を切り刻む 「ガール」