僕は厳密な意味で何度もやり直す
運命も宿命も決定も現実視も
全ては僕を脅かす敵だから
此処で戦うために完璧に逃げるんだ
貴方が傷つき蔑まれいずれは殺される
環境も世界も他人も教科書も
そんな真実を壊してはくれなかった
それなのに神様があの娘を救うとでも言うの?
あの頃の僕は弱くて惨めで情けなくて
愛想も煽ても謝罪も免罪符も
嫌な汗をかいては受け入れていたよ
でもやっとそれは違うと言える時が来たの
今度こそ、今度こそ僕は手を伸ばすの
「ごめんね」も「お待たせ」も「大丈夫」も「一緒だよ」も
重ねた言葉に二人でこの世界を殺そう
駆け落ちの如く世界に止めを刺すのだ
「(空白)からの駆け落ち」