ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


人間性を失うその間
僕はずっとじっと横たえて
静かに静かに待ち続けた
声は容赦なく身体を射抜き
僕は一人になったけれど
其れまでに僕は夢を見た


その夢には遠い貴方がいて
僕の心をすぐに壊した
貴方だ、紛れもなく貴方だ
僕の愛する貴方だけだ
人を人と思わぬ明日が来た
僕は僕を失うだけの機会を手に


あらぬ事をお聞きします
独りきりの僕が呟くのは
煌く夢や希望の類で
現実として僕を取り込んで
好いようにした現実を知る
腐りきった馬達が声を上げる
「これだ、これが人間だ」


貴方の事が好きだった
ずっとずっと好きだった
言葉もなく崩れ落ちる命を
その形を
僕の心はもう統合できず
ひたすら夢を見る
貴方だ、紛れもなく貴方だ
声にはならない
届かない


僕はいつからか狂っていたはずだし
貴方など最初から知らなかった
どうしようもなく気持ちが食い散らかされ
僕の身体は羽根になる
静かに消えて
間違えて終わる


網膜がぐずぐずになる
僕はいつからか溶けていた
物が見えないということは
何と都合の好いことだろう
僕は分からなくなったので
壊れた身体を啜る啜る
知らない間に死んだ
跡形もなく死んだ


寒気を感じた
気がしただけだった
しかしもう時間もない
僕はどうすれば僕であるか
其れが分からない今は不幸
命なんてもうほとほと飽きてしまった
悪夢が嘘になる
潰えたのは誰の仕業


僕は僕として生きているはずだと
誰も保障をしてくれなかったから
これらの僕の脳髄の反射による
ただ一片のわたしを
僕はまたささげる




「滅裂したわたし」