ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕は
ロボットじゃない
特別な
人間なんかじゃない
僕に
貴方はいない
僕の
言論などなかった


ユーラシア大陸を少し右にずれて
三百八十二トンのミサイルが飛んでくる


僕は
超能力じゃない
特別な
命なんてない
僕に
もう一人はない
僕の
神様などなかった


遠い遠い宇宙からやってきた其れは
青白く光った隕石のように飛んでくる


僕は
芸術家じゃない
特別な
思い出すらない
僕に
利用価値はない
僕の
在る意味などなかった


地球の皆は口を揃えて、どっかーん
僕は恥ずかしくて一人で、どかん




セカイ系の話」