ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


愛している人が死んでしまっても
僕は死ぬことが出来ませぬ
その臆病さに
僕は
きっと
自殺するのでしょう


優しい人と呼ばれたいがために
ここまで育ちきりました
しかしまた僕は
僕は
または
いつかは死にます


花咲かされた後にはやはりやはり
季節になってしまいます
其れが恐ろしいと
僕は
やっと
人間になってしまおうと


アンヨが上手になってきましたかと
少女が僕に言いつけをするのです
この地獄の等しいの中
僕は
言葉で
自殺をしてしまうのでしょう




「自殺する誰彼」