ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


まだ

スープを啜る
ちょっと甘くて好い香り
人なんてすぐそばにいたんだね
スープは湯気が立っている
スプーンは光って震えてる


一面に浮ぶ星
魔法使いは現れない
忘れたいものはたくさんある
忘れたくない人もいる
やっぱり現れてはくれないの


怖い思いは沢山したよ
沢山痛いと思ったよ
だけどもそれはちっぽけで
爽やか過ぎる日々には置いてきぼり
あたりは暗くなっていく


覆うのだって事実だし
ナイフは今日も血で行き交う
大切なことって何だっけ
僕は凶行を描きすぎて
スープは直ぐに寒さに負けた




「ミルクスープ」