ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


今丁度何もありません

丁度。
悲しいことです。
なのになぜ僕はまだかき続けるのでしょうか?
なぜいい物を作りたいと願うのでしょうか?
わかりません。
僕の自らの才能の不在など、大分昔から気づいていました。
創造性や特異な能力など持ちえていないこと、それを引き起こすだけの多大な情熱や努力などもっていないことを理解してしまったはずです。
僕は手のひらの上からこぼれる砂の一滴に過ぎないことを。
僕がほかの人に誇れるものがあったでしょうか?
ほかの人に、自信を持って提示できる入り込めた趣味の一つでもあったでしょうか?
読書量? たいしたことはありません。それこそ想像以上に僕は本を読んでいません。
創作活動云々。何一つよいものを作ってきた記憶はありません。
僕はただこの現実の甘い部分だけをすくってなめていただけのような気がします。
しかしそろそろ掬い取るものに苦味が増えてきました。
僕はこの苦味が大嫌いです。
でもこの苦味を食べている人間の姿が大好きです。


何もやりたくなくなってきています。
文章だって苦手です。


さて。
詩。
しばらくはこれで。




吐き気がする
疲れだ
人を人と思わない
僕の疲れだ


眠気がする
爛れた
やりたいことを想わない
僕の爛れだ


頭をかく
痛みか
しがらみを避け続けた
僕が痛いか


人を想う
病気だ
そして何も想わなくなる
僕は病気だ




「上り沈み消える」