ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


何も無い

今もう堕落しきった僕には何も残ってないよ。
言葉だって出てこないよ。
熱い想いだって冷め切ってる。
何もかけそうにないや。
困ったな。
こっぽん敵に空っぽになってしまったみたい。
今までがんばったんだけどな。
ごめんなさい。
ごめん。
謝るべき相手は思いつかないけど、この言葉が出てくる。


詩をかかなくちゃ。
毎日の中でこれだけをして何とか均等を守っていたのに。
詩を書かないと。
何か思い浮かべないと。
真っ白な部屋。
僕は。
詩を。
詩を。
詩を。
詩……。
僕はいつからかいてたんだっけな。
何でかこうと思ったんだっけな。
大切なことだったはずなのに。
なんだか思い出せないや。
なんでだろう。
何だか悲しい。
詩を。
詩……。




辛いよ
見破ってよ
壊れてるんだよ
もう直せないよ
もう届かないよ


辛いよ
気づいてよ
指先の震え
止まらないんだよ
触れないんだよ


辛いよ
抱きしめてよ
安易に僕に
笑いかけないでよ
手を置かないでよ


辛いよ
騙してよ
こんな現実は
全部嘘だったと
全て夢だったと


辛いよ
本当に辛い
みんな辛いから
言葉にならないよ
助けも呼べないよ




「辛いよ」