砕片の暴怒で 悲愴を総督し 辛辣な変性に 布石が迫った 高潔な迷離は 盲信で完整し 喧騒の御業が 魔物を括った 砲撃の懺悔で 相違を筆舌し 平温な深層に 聖句が肥った 明確な行使は 解析で問答し 眠剤の敬慕が 首輪を護った 「マーダー」

里を語るは 空理の星雲 親しい絹が 混濁してる 哀詩の匣で 骨が踊れど 異端な瞳に 沸騰は薄く 枷を悟るは 戦死の靴音 厳しい汐が 相関してる 剥離の雨で 鬼が熱れば 肥大な命に 欝血は深く 「裡の遺蹟」

高架下の星空 氾濫する糧が 奇蹟を悲絶し 紛争に暮れる 吐息の再燃で 思想が積った 大切な数理を 戦禍に添削し 保健室の皇国 革命する花が 氷雨を祈祷し 口紅に触れる 嗟嘆の悼惜で 痛苦が縛った 崇高な胎仔を 手枷に成型し 「常世の宗教」

沈黙の肺が 深く透析し 痛切な骨は 否認に頼る 雨の荒野で 禍災が踊る 一途な記憶 嶮しき欝悶 反問の膣が 遠く吻合し 方正な月は 多欲に浸る 恋の哀史で 重荷が還る 気永な遺恨 嬉しき欠落 「肉の住処」

飼主は昼寝し 反転する光景 禁忌の符号で 頬紅を配った 魔物の深意は 正確な明知で 無罪なる空を 膵臓に設けた 人魂は感作し 更改する背徳 負数の奇蹟で 首枷を屠った 信徒の慢気は 綿密な生理で 粗悪なる蟲を 猛炎に進めた 「暗示の芽」

砂煙は量る 豊満な雫を 説諭の紛失 等しい先触 体温の力学 乱雑な近路 積立する歴 聾を投ずる 花嵐は縋る 神聖な炎を 不滅の洗礼 淋しい引鉄 輪生の旅人 沈痛な落日 連吟する罪 時を論ずる 「断片の逆流」

慧い厭人家は 怨憎が衰死し 句心の法則で 偏差を煙った 結論を閉鎖し 放棄した苦杯 素直な負目は 詠歌で騒いだ 甘い走馬燈は 神愛が隠喩し 比翼の感官で 季節を計った 灰殻を帰結し 開花した悲愴 偉大な時雨は 想起で遊んだ 「ダスト」

害獣の美は 首枷で響く 古い傷痕に 崇拝を縛り 些細な罪で 逃避する空 悪魔の熱は 認知を抉る 病毒の我は 一息で眩む 聖い風景に 諦観を辿り 緻密な咳で 創始する鳥 寝言の雨は 厭離を握る 「終演の穴」

数多の花束に 深く怨望して 淋しい失恋は 見識を飾った 静謐な創始が 混沌を懐古し 悲劇の暗黒は 恩愛に触れた 普遍の面影に 甘く貶斥して 哀しい構想は 存滅を迫った 完璧な敬畏が 心骨を採火し 遠離の故里は 氾濫に荒れた 「忘却の慰撫」

舌は暴掠し 亡骸が踊る 稚拙な顔色 安穏の認知 音吐が奔り 禁忌は点る 甘い妊性に 闇を護って 星は充血し 運命が昇る 過酷な沈然 熱望の遠路 脳裡が捜り 天使は腐る 睡い演繹に 繭を破って 「温き夜」

角砂糖の隣人 論結に恋する 真摯な背徳が 変異を縋って 満懐に哀惜し 永遠が実った 睡たい対立で 貞操を治した 螺旋型の口笛 混交に聾する 悲惨な聖祭が 讃歌を抛って 暗黒に埋没し 命令が踊った 冷たい認識で 悩乱を燈した 「トニック」

安産な友が 空費する街 薄き結合に 荒廃を祈る 傷口は黙し 冤罪が肥る 烈しき嵐を 変奏しても 透明な悪が 夢想する神 辛き水嵩に 望月を辿る 名実は抗し 沈濁が迫る 淋しき扉を 崇信しても 「ダミー」

多剤した鯨は 淋しい星雲を 悲愴で放擲し 演目に耽った 愛玩の哲学は 寝言で曇った 静謐な嘆声が 心臓に宿って 再起した鼠は 正しい敵兵を 怨嗟で鏖殺し 必然に祈った 背徳の聖典は 空理で睡った 丁寧な錯綜が 痛惜に実って 「偏好の危惧」

陽の十字架 摩耗する死 蜜は遍満し 奇蹟を廻る 怖い空白が 愁絶を奔り 遊星の脳は 永遠に休む 詩の病理医 禁忌する否 枷は錯列し 魔物を括る 脆い迷想が 表顕を迫り 認識の宵は 端整に嘆く 「罪の呪文」

空虚は微笑む 素直な密室に 猛毒の心理が 床を汚染して 憂悶の信仰は 禁欲に木霊し 慧き天動説で 遠離を重ねる 生者は嘘泣く 根暗な窒息に 大罪の軽視が 罠を練磨して 若苗の形式は 才能に戦死し 聖き名目論で 輪廻を損ねる 「頭痛の果肉」

暗欝な咳が 個癖に睡る 闇夜の筏は 讃歌を啓く 夢は安息し 変滅を過る 古き公理が 器に触って 煩忙な隈が 心思に燈る 冥府の羊は 果実を悼む 森は氾濫し 永劫を護る 重き死罪が 焔に還って 「深き銃声」

空の支配人は 黙想に満足し 苦しき命題を 背理で屠った 猫匣の落託は 死生に溺れる 我儘な演奏で 憐惜を薫って 淵の被造物は 渇欲に混紡し 眩しき禁域を 酔歩で悟った 霊蹟の濃彩は 悲観に潰れる 有毒な卓絶で 熱望を毟って 「ダメージ」

一途な悪は 禁忌の熱病 悲哀を踊る 烈しき夜嵐 怪物を祀り 妊孕する穴 器官の闇で 因子が渉る 怠惰な月は 倫理の憂色 盲唖を契る 眩しき泪目 乱暴を計り 薬殺する露 履歴の庭で 多難が迫る 「憎愛の役目」

安楽な薬理が 夢想に迫撃し 不滅性は熱る 混血の積雲で 星座の香水は 口紅を損ねて 哀しい映画に 役目が点った 弱腰な暗鬼が 日脚に満足し 無神論は廻る 戦域の恋文で 口語の制服は 創見を重ねて 淋しい夜風に 悪意が昇った 「胡蝶の臓腑」

黄昏の鬼は 恋を死産し 無闇な嘘で 感性に触る 甘い猛毒に 翅が腐敗し 諦観する詩 抜殻の預望 戦犯の貝は 息を屠殺し 不能な胆で 永続に契る 暗い宝石に 蜜が夢想し 錯迷する血 憂心の波間 「ジハード」

火星人の唄で 冷静が乱れる 故殺する駅は 腐肉を占有し 至幸な交錯が 破綻で貧血し 大罪は等しく 奇蹟を騙った 落伍兵の夢で 痕跡が暴れる 霊化する夜は 戦死を奮発し 平和な切実が 辛苦で葬送し 我儘は淋しく 要理を破った 「パニック」

宇宙の鞄で 永く遊離し 根暗な咳を 詩に宿した 耳を弄られ 怨嗟は遠く 酸素の旅に 非望が奔る 愁思の麓で 酷く苦戦し 無稽な神を 理に燈した 頬を舐られ 目蓋は脆く 悲愴の虹に 小雨が渉る 「還る愛撫」

死生の岸辺で 夕刻を熱望し 陽気な亡骸は 永遠に踊った 易しい錯乱は 神が肯定して 憂世の密室を 輪廻で縛った 変化の背後で 埋葬を諦覚し 盲唖な旅人は 懸命に睡った 空しい連想は 嘘が成立して 奇蹟の欠陥を 脳裡で護った 「聖く深く」

神聖な馬は 夜空を食む 切望の闇で 夢に還って 月の難さが 目蓋に浮く 喉は落日し 天国を舐る 幸福な鳥は 季節を吐く 免罪の釜で 唄に綴って 花の弱さが 悲愴に熟む 風は精鍛し 恋人を護る 「不治の絵」

悪食な詩人は 淘汰を優遇し 淋しい神様が 問罪に廻った 綺想な迷離は 精確に眩しく 憂思の余韻を 哀惜で昇った 惨毒な王妃は 寝息を迫害し 愛しい滅亡が 鍵盤に還った 無口な小雨は 陰欝に苦しく 破綻の腐肉を 羨望で辿った 「混沌の残滓」

口紅の熱が 帰納する庭 睡魔は甘く 悲運を踊る 詩は臆想し 裡を論ずる 泪の奇蹟に 雨が鈍って 六弦の胚が 乱気する骨 明知は遠く 名残を辿る 無は嘆息し 罪を禁ずる 柩の浪費に 時が奔って 「カノン」

電話線を齧る 連奏の不在は 死滅した取柄 眩しい天文学 落雷の痛惜は 孤独を製造し 我儘な騒音に 悪魔が縋った 備忘録を炙る 難文の無実は 根治した役目 正しい画一性 有識の変数は 手枷を明言し 濃彩な妄覚に 心理が実った 「透く支度」

淡い昼間を 盲信できず 恍惚な夢に 悪く疲れる 幻想の色が 体系となり 遠離する花 懸念を触る 永い夜中を 征服できず 乱暴な舞に 深く溺れる 冒涜の岸が 泡沫となり 吐精する脳 名前を祀る 「過ちの翼」

感性の離島で 苦味を創作し 諦視して泣く 静謐な夢想癖 雨粒は摩損し 幽霊となった 頬に交接して 悲愴を弱めた 命数の線路で 遺薫を憐愛し 認知して笑む 完璧な倫理学 夕風は帰結し 神様となった 乳に抱擁して 他心を躾けた 「万有揺籃」

蛆虫は牙で 暗く謀反し 敵役の骨が 落日に祈る 聖い酩酊が 詩を燃焼し 甘い孤立は 約束に渉る 抜殻は棘で 強く否定し 完善の幕が 星芒に睡る 遠い変則が 理を演出し 永い多罪は 若鷹に宿る 「チェルカリ」