ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


乱暴な街に 彩色する嘘 難戦の罪を 偏愛し誇る 絵具の汗は 貞潔に弱く 模った恋が 離隔を辿る 有限な庭に 共鳴する翅 泡沫の夜を 征服し護る 葉風の声は 盲信に聖く 囀った悪が 懸想を踊る 「変転の景」

解剖した翼は 神聖に捩れて 鮮血の乱舞を 永く巧演する 博愛は降下し 器官を嘆じた 一途な愉悦に 至幸が廻った 精察した命は 我儘に抉れて 滅亡の温語を 淡く朗詠する 痛心は黙視し 余熱を信じた 遊惰な多望に 哲理が宿った 「アナエル」

弱虫な獣は 苦難に縋る 脳室の森で 野性が迫り 本物の肉に 永く戦けば 貴き神詞は 交感を契る 高潔な娘は 非道に熱る 愛液の海で 嗜欲が肥り 迷妄の罪に 甘く慰めば 醜き初恋は 貞実を護る 「空腹な祈り」

贄を実感して 多剤に暮れる 母親は畏怖し 熾天使が散る 幻覚の諦視で 甘く摩滅して 易しい福音に 溶融し廻った 鬼を読解して 役目に揺れる 恋人は麻痺し 三日月が降る 暴走の隙間で 深く否認して 淋しい大罪に 哀哭し遺った 「小夜の復讐」

名誉の雨が 焔を破棄し 古い盲愛は 認知で鎮む 横柄な我が 賛嘆に轟き 憂世の泪は 浅薄を踊る 軽視の夜が 鏡を忌避し 強い暗欝は 依存で拓く 深刻な美が 滅亡に蝕み 脳裡の柩は 反骨を翔る 「ハープ」

正論に疲れる 金剛石の胎児 真箇が統治し 猛火を悟った 煙突は悲観し 産声を逃れる 基督の讃辞に 理が転落する 空想に溺れる 太陽系の映画 迷夢が乖離し 津波を誇った 噴水は歓喜し 配役を忘れる 亡骸の演舞に 詩が蔓延する 「魔の記述」

夜鷹は祈る 根暗な幸を 嵐が剥奪し 墜落する空 黒は不遜に 神話を誇る 翼で整理し 運命が昇る 詩人は削る 安気な嘘を 骸が堪能し 交接する墓 肉は無闇に 帰結を辿る 病で開花し 深層が実る 「泪目の隣」

論考の迷路で 奈落を捜れば 御業は否定し 隔絶に幽した 真理の永さに 季節が終って 月見草は過る 無口な暗闇で 感性の荒野で 違変を渉れば 讃美は嫌悪し 失亡に廃した 異物の甘さに 手紙が還って 彼岸花は遺る 不全な裏道で 「テロル」

旅人も視る 魔法の夕空 神を通訳し 福音が燈る 深い礼拝で 送りし盲目 痛心の痣に 奇蹟が過る 恋猫も知る 科学の花園 夢を抱擁し 大罪が腐る 永い演算で 渉りし真実 切望の窓に 論理が残る 「業の直前」

内科医が詠む 霊魂の在処は 理窟に回帰し 讃美を葬った 多飲した星は 臓腑で閃光し 無口な闇夜を 幽冥に還した 向日葵が蒔く 運命の行方は 私感に浮遊し 大義を彩った 連鎖した枷は 幻夢で繁栄し 不遇な自然を 禁圧に渡した 「ヴィジョン」

肥満の弱さ 君は模った 潜在する肉 理想が縛る 悪い首枷に 盲愛が奔る 不敵な罪は 蜜を護った 睡魔の重さ 僕は誤った 刻印する夜 歴史が燈る 暗い抜殻に 実存が宿る 無口な嘘は 空を渉った 「殺生欲求」

愉しげな息が 路地裏で熱る 乱暴の名残に 反骨する殻よ 弱った悲愴は 胎内で生育し 淋しい怨嗟を 認知して泣く 苦しげな罪が 馬小屋で猛る 福音の気配に 心痛する翅よ 実った神話は 蒼天で完成し 空しい行方を 敵視して笑む 「憐れな血」

無垢が迸る 哀しい絵に 朝は氾濫し 奇蹟を祈る 光景が熱る 肌と約束し 果実の乳を 色相に嗜む 意味が蘇る 正しい詩に 夢は潜匿し 不全を悟る 切望が過る 虹と交感し 屍骸の煤を 韻律に導く 「遠近の表顕」

片足の舞踏が 光景を燈して 古い宇宙図は 実感に煙った 肥大した約束 笑顔の機械論 眩しい確説は 独奏を炙った 霊交の語弊が 盲信を遺して 悪い地球儀は 錯覚に弱った 謳歌した哀憐 逃避の神智学 淋しい連想は 怪物を迫った 「真夏の錘」

甲殻の軀に 雨は打鍵し 沈痛な夜を 聖く葬った 否定を辿る 黙然な憎悪 隔絶の詩が 喪亡に燈る 宝石の泪に 罪は依存し 清福な業を 深く模った 天理を護る 冷酷な希望 幽遠の美が 盲愛に実る 「苦き聖痕」

才能が憎くて 必然を推察し 合図の骨髄に 烈しく戦いた 訛った真数が 崇拝した悲劇 その悠遠さは 認知を阻んだ 初恋が怖くて 完結を盲信し 蜜語の悪癖に 正しく貴んだ 篭った白文が 追悼した季節 その鮮明さは 懐古を招いた 「負の寝室」

僕は砂時計 無間を縛り 永い物語も 連鎖し辿る 独慎の歴は 栄誉で廻り 精巧な義を 硬骨に護る 君は花吹雪 不定を過り 甘い恋心も 霧散し焙る 薄命の色は 奇蹟で煙り 幽艶な美を 沈痛に翔る 「軽き情緒」

仔猫は睡った 楽園の毛布で 生贄を祈祷し 完璧に溺れて 温厚な福音に 心は鈍化する 熾天使を詠む 暗喩が忠愛し 野犬は猛った 真実の牢屋で 神様を違背し 衰亡に怖れて 深刻な怨望に 命は誤認する 三日月を弾く 黙示が中絶し 「聖獣夜曲」

宝石の瞳で 真理を誤る 甘美な恋は 敬虔に煌く 永い暗喩に 肌は歓喜し 体温の色を 深く捜った 薫風の翼で 歴史を葬る 精義な罰は 我儘に佇む 辛い屍骸に 夢は流転し 独創の空を 篤く護った 「可愛い痴」

偽物に愛着し 混生を護って 聖なる暴君は 口癖で旅する 低能な奴隷は 地雷原を渉る 熱の耽美さに 右足が遺って 妄説に反響し 削減を図って 善なる人鬼は 古傷で恋する 惨忍な紳士は 解毒剤を啜る 神の暗愚さに 面影が宿って 「バランス」

教室の闇で 睡る詩人は 肉を酸化し 恋に嘆ずる 花を縋るな 天使の黙示 強い厭世が 余白に宿る 屋上の空で 祈る奴隷は 唄を連鎖し 夢に奉ずる 霊を罹るな 夕陽の美学 暗い熱望が 無音に実る 「学校の底で」

片翼の真理が 正義を縫合し 烈しい名君は 木霊に猛った 哲学者の夢は 無欲な満月で 常世を逃れて 優美に語った 盲聾の奇蹟が 憤怒を埋没し 淋しい生贄は 死灰に縋った 創造主の罪は 稀薄な本能で 暗示を忘れて 不実に踊った 「思惑の色素」

善き隣人は 定型に満ち 不滅の夢を 永く重ねた 論式は熱る 依存の蕾で 魂を管理し 正義が肥る 亡き愛犬は 神聖に落ち 無実の罪を 弱く訊ねた 天命は睡る 記憶の炎で 幻を讃辞し 公理が遺る 「幽寂中毒」

恋が咲き渡る 鮮烈な盲唖は 心拍に歓喜し 多幸を祈った 必然の演劇が 不実も神託し 眩しい名残で 存在を護った 夜が踏み躙る 敬虔な無罪は 追憶に沈下し 末路を辿った 有限の痛覚が 夢想も透析し 斉しい星位で 廃滅を語った 「ルル」

暫く。

今日から詩を書けないと思います。 来月にはまた再開できると思うので、宜しくお願いします。

不潔な星は 悪夢に隠れ 苦悶の海を 命で割った 罪を照らし 独演すれば 遠い静謐も 多幸に瞬く 異端な雨は 寓話に溺れ 末路の花を 泪で塗った 恋を揺らし 約束すれば 永い天運も 優美に佇む 「畸型の空言」

迷夢の化石に 僕は依存する 否定され笑む 悪癖を律して 罪深い覚悟で 独演に白熱し 合成の自我を 烈しく毟った 神話の胎児に 君は作用する 畏敬され泣く 聖賢を欲して 程遠い旅路で 失恋に敬服し 実在の義務を 眩しく齧った 「死生の配分」

卑屈な筆で 神様は騒ぎ 賢智の肉も 強く溺れた 大作の底に 痕が残って 病は空しく 才能を過る 気楽な嘘で 真実は亡び 無罪の恋も 甘く穢れた 寝室の窓に 星が集って 命は淋しく 結論を渉る 「チート」

花束は孤立し 形骸を慰んで 脳味噌の虹に 幻惑し羨んだ 不合の楽園で 遊離する熱は 肯定が難しく 絶無に揺れた 恋文は摩耗し 哀惜を導いて 三日月の夢に 感嘆し呟いた 確知の遠景で 流転する露は 旋律が美しく 心機に触れた 「悲愴の遺物」

悲観の殻が 歪を護って 幼い禁忌は 偏性に実る 静謐な柩で 寵愛を嘆じ 盲目の詩は 臆病に過る 多欲の肉が 光を齧って 儚い論理は 口実に煙る 克明な炎で 狂想を奉じ 責罰の血は 醜悪に踊る 「弱き破滅」