ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2014-09-16から1日間の記事一覧

少年が静かに 涙を流したら 我々の敗北は 決定づけられる 意識ある覚醒 痛みある献身 強き傷の共鳴 喪失による只狂 紅き炎の右腕 黒き風の鎧 少年は獣の心で 何者にもなる 我々はその力に 為す術もないまま ただ敗北の公正に 自らの存在を知った 「燃立つ戯…

あの娘の機関銃 華やかなる春 学校の屋上で 僕は蟲の死骸だ 板で出来た馬 心臓は一輪の楓 彼女の決心に 涙は自然だった 引き金を撫でる 指はとても白い 照準は罪なき 加害者の頭へ 酸素の濃度だけが 彼女の声を遮る 堪らず叫んだのは 残虐な躊躇い傷 全てが…