ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


岩滓の核で

鼓騒を護して

盗視を押し

相先を託した

 

生繭の列で

瘤起を歯して

獼猴を秘し

変改を便した

 

簡裁の額で

誤想を濾して

横死を吐し

対潜を握した

 

霊剣の説で

羞愧を利して

粃糠を尾し

弁解を偏した

 

 

「シラァプ」

勝る愛視で

遠心を命じて

荊妻を例し

藍藻に関した

 

摂る彷徨で

氷解に潮して

小禽に乗じ

雑木を則した

 

漁る昧死で

免震を詠じて

冷菜を刑し

閑窓に濫した

 

彫る投降で

懲戒に評して

剰金に請じ

掻器を賊した

 

 

「クラァス」

滓の邁進で

目眦を漕いで

予想を蘇し

昨歳を遣った

 

鉄の霊菌で

隆起を諜して

移行を比し

炳誡を役した

 

升の回申で

榖紙を捥いで

阻喪を寄し

厄災を去った

 

列の提琴で

注記を猟して

罷工を医し

詠懐を僻した

 

 

「フロォゥ」

森の押送で

偃師を免じて

敬神を列し

老妻を混じた

 

狎る蛋黄で

寵姫を任じて

皮筋を失し

参会を判じた

 

檻の妄想で

綿糸を怨じて

励振を結し

公債を論じた

 

垂る軟膏で

尿器を鎮じて

資金を必し

半壊を散じた

 

 

「フィトゥ」