2017-07-02 ■ 意味の重複に 切実さが薫る 初恋を美化し 蜃気楼は熱る 嘘が冷笑して 悲劇に溺れる 志向性の翅で 永遠を逃れる 価値の対称に 硬骨さが迫る 命運を畏怖し 彼岸花は宿る 黒が熟考して 暗示に潰れる 粉微塵の夢で 神様を忘れる 「情景の純度」