2015-02-18 ■ 絵の具を飲み干した インコがかく語る 色の数学的見地に 異議を呈したいと 多彩な喉を鳴らし 哀しい唄を唄う いかに哀しいかは 掠れた旋律で知れ 色相も重なれば 黒に染まると言われ 三色歯磨き粉を 自らの師と仰いだ 何れ羽をもがれて 籠の中で骨になる 今が終末の時と 賛美歌のキー上げる 「インコの色哲学」