2015-01-22 ■ 夕暮れはいつも 地獄の有様でした 温度の無い放火は 僕の胸を焦がします 一種の人類には 緑色にも視えます 人々はその目を 幸福と名づけました 沈みゆく太陽に 興味が持てません 夕暮れのひと時で 吸い殻に変わります 古い唇を開いて 深淵が飲み干せば 僕は透明度を捨てて 大人の顔をするのです 「黄昏の焔」