ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


景色が重く

鉛の骨身

足元に在る

時間の死骸

吐き気を堪えて

寂しい地獄

汚れた脳味噌

千切って歩く

好いは良くなく

悪いは悪く

意志の喪失

誰にも告げず

投げられた石

齧って過ごす

全てが嘘と

信じる為に

最先端の

薬を飲んで

苦し紛れに

声をあげたら

願いはとうとう

一つになった

空が狂って

落ちますように

僕らの街に

落ちますように

僕は一人で

必ず死ぬよ

僕は泣いても

必ず死ぬよ

 

 

「うつのかぜ」