2013-11-11 ■ 空洞に似た歳月の 現実感を認めるのには 僕は育ち過ぎました 僕は悲し過ぎました 恋知らずの治療に 心療歯科に通います 夢離れの療養に 心療外科にかかります 在った過去の残虐性を 非ずの未来で殺すには ただ簡単と言えるほど 僕は正しくいられない 貴方の神様の指先を 甘噛みしては目を濡らし 赦して欲しいとせがみます 過ちだらけのさよならを 「意味のない詩」