ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


必然的なセックスを営んで、なんだ
結局皆死んでしまうんじゃないか
愛し合うだけ愛しておいて
ロマンティックを感じておいて
僕を横目に気づかず忘れて
結局皆そんな必然で笑っていたのか
何も無いじゃないか
ちっとも見つからないじゃないか
捨てておけ空上る
こんなに白い太陽が昇る
こんなに白い太陽が昇る!


五月に病で動けなくなった
貴方は美しかったと言いたいんだ
目をそらさないで僕を見て
口笛交じりで安心させて
夢の中では恋人だって
直ぐに空を飛べるはずじゃなかったのか
僕はいつから分けも分からぬ想いで
脳髄への直結を失ったんだ
止めておけ空上る
太陽が関係ないと命を宿す
太陽が関係ないと命を宿す!


敗れるべきものは他にあっただろうと
時給八百五十円で諭された
注意深く生きておけと
賢い人に四六時中押し込められ続けた、のだ!




「目が開けられない」