ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


理由

毒を吸う理由は?
死ぬため?
強く生きるため?
優しくなるため?
殺してしまうため?


生きている理由は?
死ぬため?
強くなるため?
優しくするため?
殺してしまうため?


僕が僕でいる理由は?
逃れないから?
人のために削れるから?
変質的だから?
何かを遺したいから?


理由って?
理由って?
理由って?


詩。




好意は
上手く作用し難いのだ
目的
それを辿っていなければ


人々は
ただただ上を向いて泣いて
空には
落ち砕くほどの星空だ


寒いほどの快楽だ
痛いほどの幸福だ
苦しいほどの享受だ
醜いほどの造形だ


愛だけ
花になって咲きましょう
どこかに
聖歌を歌う声がする


空から
落ちてしまえばいいと唱えて
道行く
人を恐れては笑って




題して「徒歩の残骸」です。
それでは。