おごりたかぶったものは作りたくないなと思った。
持っているものの素晴らしさを語るよりは、
それを人に容易に語ってしまう自分をのろいたい。
ただの不幸自慢だけはしたくない。
それは僕の一番嫌う人種だから。
たとえ言葉にするだけで人に同情され、抱きしめたくなるような過去を持っていたとしても、それを言うことが自慢にならないように。
しかしひた隠しにはしたくない。
だから僕はいつも自分自身が矛盾してしまう。
最後までやり遂げよう。
そうすることで自分を失わないように。
完璧に近づきすぎて、
壊れるのが怖くなって動けなくなるのも良くあることだけど……
僕は僕なりになっていくんだから、人と比べすぎないように、
だけど危機感はもてるだけ持とう。
優越感は持ちたくないけれど。
生き方について考えてみても答えは出ない。
そんな中みんな生きている。
置き去りになってるのは僕だけか。
それともみんなの思想についていけずに、
地団太を踏んでるだけなのかな。
そんなことを思いつつ友人のありがたさを感謝する。
それでは詩を一つ。
純粋さによる
行動が
時には人を
傷つける
色を失う
出来事に
大事な私
紐ほどく
いい日を重ねる
生活は
けして事実を
導かず
冷めてしまった
窓ガラス
左手当てて
誤魔化して
溺れる前に
目が覚める
お陰でいまだ
ここにいる
題して「失意の指先」です。
それでは。