ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


意思

僕がいきているということが僕に影響を与え続けている。
それならば僕が死んでしまったらいったい僕はどういう影響を受け完結するんだろう。


消え去りそうな意志しか持たない僕ならば、何をよしとすることで安定を手に入れられるだろう。
罪ばかりを清算しようと必死な世界ならば、いつまでたっても平穏が手に入ることなど無い。
いくら考えても答えが出ないならば、なぜこんなにも何かを求めてしまうのだろうか。
容易くコピーできる精神、容易く書き換えられる心、容易く削除されてしまう体。


僕はいつの間にかあまりにも物事について知らないまま育ってしまった。
あまりにも物事に向き合わずに大きくなってしまった。
それは美しいものを見ずに大人になったのと同じようなもので。


そんな風に考えをめぐらせて見ても、僕はちっとも大きくはなれないまま。
だからそれを日々の生活の中に柔軟にゆがめているだけ。
それしかできない自分に何度も自問を繰り返す。
その柔軟さがいつの間にか自分を決定している気がしてならなくて。
そこまでして自分にこだわることもないのだろうけど。
さて、詩を一つ。


性に用いる私では
何においても罪深く
苦しみぬいた結末と
それを善しとする認知


諦めつけて関係に
不要さだけの感情を
収まりつかず嘆くなら
相手に即して気付くまで


何一つ無いこの傷を
今は確かに抱えても
終には全てを失って
それすら忘れてしまうのか


題して「改め続ける明日」です。
少しいつもとは感覚が違う感じ。
それでは。