ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2008-05-08から1日間の記事一覧

こんなはるのはじめあたりに ひとびとのゆううつをだいべんするかのように むずかしいかおをしているあなたの そばにいるわたし ときどきおもいついたようにじぶんをせめ おしだまってはこわくなっておびえて きがむいたらわるいひとにやさしくするあなたの …

ヒーローが僕にやってきた 頼りなさげに生きている僕に一言 「俺について来い」 おっかなびっくり足取り重い ヒーローは僕に言った 「俺はなんて素晴らしいんだろう!」 僕は苦笑いを浮かべてご機嫌伺い 差し出してきた手を不安げに握る ヒーローは僕に言っ…

全くもって俺はろくに生きてはいない ただの一片も感情も露動かされずに 俺を憎むべき相手で自慰にふけったりする 俺に対してはいつだってそうだ 訝しげな視線を前に大いに笑い 同情の類の心無い言葉にはさめざめ泣いた振りをする 俺を体系する全てのものが…