ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


好季の沐で

昧爽を渇して

薬価の針で

迸散を要じた

 

霜の淫姦で

映写を撰じて

麗の鉄鉱で

鎮子を律した

 

猛気の哭で

戒相を抹して

薄荷の槍で

養蚕を報じた

 

芋の箴諫で

斉射を演じて

廷の裂溝で

臨淄を蟄した

 

 

「メリトゥ」

啼の撚糸で

乳酸を契って

理気の尺で

清康を礼した

 

安危の拝で

宝鑑を起って

酷の余資で

躍層を角した

 

佞の転徙で

中産を握って

史記の略で

霊交を征した

 

半期の挨で

王冠を誇って

欲の故紙で

核相を扼した

 

 

ハァチュ

研ぐ盲亀で

満腔を焚けて

薬価の剥で

宝冠を寄した

 

射る私産で

専寺を笑めて

検層の戻で

量子を喫した

 

捥ぐ統紀で

淡黄を負けて

薄荷の扼で

羊羹を干した

 

痴る違算で

臙脂を責めて

斂葬の傾で

嬌姿を律した

 

 

「ワァチュ」

彼蒼の虹で

年歯を聘して

麗の専占で

臭素を律した

 

檻の登降で

耽奇を愛して

家眷の厄で

杳子を刻した

 

二相の肘で

片思を佞して

征の連戦で

流蘇を失した

 

酉の往航で

暗鬼を帯して

野犬の覚で

公庫を浴した

 

 

トゥラス