ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


樋の奥旨で

愛校を垂れて

夜気の隔で

講讃を要した

 

量感の百で

閉止を令して

姓の瞑捜で

眠期を領れた

 

笈の闘志で

体交を荒れて

花卉の躍で

養蚕を貢した

 

氷冠の略で

冷視を聘して

盟の盛粧で

心悸を試れた

 

 

イクセル

浴の香草で

歌誌を訳して

帆船の遏で

旺盛を報じた

 

年契の鉄で

地権を任じて

釈の流期で

連亘を節した

 

告の葉層で

矢視を画して

暗線の醗で

方正を応じた

 

点景の熱で

二見を陳じて

略の秋気で

選好を列した

 

 

ガィドゥ

澱の冬季で

多孔を愛せば

策の訳詩で

葉酸を剃った

 

印誌の絹で

恵送を得れど

兵器の礼で

離間を評した

 

鳥の嘔気で

阿衡を対せば

厄の錯視で

壮蚕を因った

 

金鵄の狗で

営巣を蹴れど

霊鬼の聘で

避寒を療した

 

 

スメェル

神の間銭で

往時を誇って

読む闘争で

卓才を訳した

 

競る熱塊で

尼公を白んで

慄の機宜で

契券を列した

 

網の廻船で

法事を起って

泊む洋装で

厄災を託した

 

練る石階で

歯腔を睨んで

乞の理義で

霊剣を結した

 

 

「ルースン」