ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


役の麻紙で

毛氈を浴して

堀の応器で

阿衡を諮った

 

列の精機で

新券を律して

錐の鎮子で

丁壮を蹴った

 

幕の矢視で

陽線を目して

澱の法規で

波高を赤った

 

刹の霊気で

隣県を失して

塵の金鵄で

渓相を照った

 

 

センドゥ

鳥の門歯で

埋草を足して

籥の花卉で

後賢を要じた

 

芋の支綱で

戦旗を怨じて

幣の零戦

量子を評した

 

森の豚脂で

太宗を摩して

槨の夜気で

洋犬を困じた

 

霜の遺稿で

円規を選じて

霊の兵船で

標紙を療した

 

 

「チートゥ」

鶸の尿器で

年縞を聘して

隷下の制で

証験を律した

 

汗腺の網で

往者を濾して

弋の凍瘡で

卓子を約した

 

庭の標旗で

偏光を佞して

勢家の礼で

猟犬を失した

 

暗線の神で

公社を捺して

涜の葉層で

薬師を託した

 

 

ルートゥ

仙界の絶で

上繭を資して

射た秘所で

返送を役した

 

改歳の学で

合繊を濾して

因る島弧で

多孔を約した

 

全会の接で

証券を侍して

干た緯書で

演奏を僻した

 

涯際の格で

鋼線を後して

録る幼孤で

治工を託した

 

 

ゲィトゥ