ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


殻の安危で

王権を濾して

幼形を報じ

波高を扼した

 

睨む秋扇で

先史を念じて

転漕を隷し

理世を寵した

 

粗の管窺で

効験を捺して

包茎を要じ

治工を博した

 

白む乳腺で

年歯を撰じて

斂葬を呈し

致誠を諒した

 

 

「クラドゥ」

門歯の富で

貞心を免じて

精細を礼し

論叢を奏した

 

眼筋の格で

危機を吟じて

罷工を尾し

挽回を泊した

 

豚脂の籾で

迷信を転じて

零砕を征し

村荘を弄した

 

桿菌の学で

義気を禁じて

微行を比し

半壊を縛した

 

 

「オゥマン」

経た延伸で

哀詩を拝して

内訌を足し

天機を佞した

 

眠期の失で

藻菌を模して

行使を弄し

林藪を狂した

 

得た変針で

稗史を愛して

大孝を済し

年紀を挺した

 

心気の蜜で

猛禽を蘇して

老死を貢し

金創を領した

 

 

「ワァシュ」

役の加金で

公器を浴して

逃走を捺し

哀思を帯した

 

平心の例で

料紙を評して

密航を資し

生起を面した

 

格の夜勤で

妖気を剋して

押送を吐し

太始を愛した

 

令辰の弊で

拍子を療して 

執行を魅し

銘記を選した

 

 

「リーンヌ」