ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


殺気の幕は

夢裡を透いた

迂遠の弓で

幼歯を負って

 

回視の肚は

怖畏に暮れた

塗絵の妻は

当道を逃して

 

末期の柵は

掏摸を剥いた

所以の膿で

横恣を酔って

 

敗死の殻は

句意に触れた

釣餌の沼は

能動を鎖して

 

 

「審美の許」