ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


大成の痣は

詠誦せども

遅緩だけを

横恣で摂る

 

繁殖の釜を

黒き不宣で

翻意すれば

侠血は干る

 

哀惜の箍は

抵触せども

威喝だけを

統理で織る

 

観照の花を

深き苦節で

懇希すれば

表顕は霧る

 

 

「懐中の汐」