2017-10-26 ■ 散文は完治し 胆に侵攻する 静謐な警笛が 空理を縋って 保育した虎は 諦観で偏差し 悲劇の沈没に 炭酸水を孕む 間奏は砕破し 舌に近接する 敬虔な精彩が 睡魔を配って 投棄した星は 変則で提喩し 知性の貧困に 排煙口を叩く 「因業の蔭」