2017-10-04 ■ 安楽な薬理が 夢想に迫撃し 不滅性は熱る 混血の積雲で 星座の香水は 口紅を損ねて 哀しい映画に 役目が点った 弱腰な暗鬼が 日脚に満足し 無神論は廻る 戦域の恋文で 口語の制服は 創見を重ねて 淋しい夜風に 悪意が昇った 「胡蝶の臓腑」