2017-09-19 ■ 知の骨折に 剃刀が澄む 淡い博愛は 死肉を削る 弱虫な息が 苦く演壇し 連鎖の病を 沈痛に量る 個の密告に 霊性が透く 若い賛嘆は 明視を護る 繊細な夜が 深く融合し 孤独の鏡を 淫奔に殴る 「落伍の生傷」