2017-08-10 ■ 甲殻の軀に 雨は打鍵し 沈痛な夜を 聖く葬った 否定を辿る 黙然な憎悪 隔絶の詩が 喪亡に燈る 宝石の泪に 罪は依存し 清福な業を 深く模った 天理を護る 冷酷な希望 幽遠の美が 盲愛に実る 「苦き聖痕」