甲殻の軀に

雨は打鍵し

沈痛な夜を

聖く葬った

 

否定を辿る

黙然な憎悪

隔絶の詩が

喪亡に燈る

 

宝石の泪に

罪は依存し

清福な業を

深く模った

 

天理を護る

冷酷な希望

幽遠の美が

盲愛に実る

 

 

「苦き聖痕」