野菜は騒ぐ

夜の欠陥に

脆弱を憎む

深く懐古し

 

平穏な皿で

論破を貴む

齧った嘘に

背徳が熱る

 

屠肉は偲ぶ

雨の血統に

情愛を磨く

強く幻視し

 

細密な舌で

美学を貫く

腐った恋に

渇望が唸る

 

 

「アレルギー」