ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


夏の海底で

詩が充満し

明媚な鯨は

胃袋を貴む

 

永い厳戒が

嘔吐する韻

泡は還って

文脈に届く

 

夜の密林で

絵が完熟し

一途な鼠は

泪目を瞬く

 

弱い慟哭が

苦悩する色

風は悟って

情景に刻む

 

 

「無垢な黒」