2017-06-04 ■ 子守唄が鳴る 脳髄の砂浜に 依存した炎は 月見草を育む 平穏な光圧は 苦痛を愛撫し 正しい睡魔に 認識が溺れる 蟻地獄が干る 万物の定数に 黙秘した泪は 火星人を瞬く 特別な哲学は 審美を感化し 淋しい生死に 鎮魂が溢れる 「クランケ」