2017-05-27 ■ 貴方の憎悪は 風波に乗って 静かな奈落へ 深く沈下する 愛撫を怖れて 制止する瞳は 小指が離れて 女神に還った 詩人の恋慕は 星空に散って 愚かな聖地へ 高く浮揚する 死生を忘れて 流転する蕾は 言葉が溢れて 残花に祈った 「交錯讃歌」