ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


睫毛の光沢を

君は放棄して

悪い風が詠む

色眼鏡に肯く

 

淋しい香水は

誰にも届かず

口癖が溢れて

忘却を演じる

 

慈愛の足枷を

僕は厭忌して

古い夢が弾く

蜃気楼に佇む

 

哀しい天性は

何にも望まず

憂欝が穢れて

終焉を嘆じる

 

 

「唇の距離」